
たまにオマハって聞くけど何?
テキサスホールデムとは違うゲームなんだよね?

オマハはテキサスホールデムとよく似たゲームで、基本的なルールはほぼ同じだからすぐ覚えられますよ!
みなさんご存じの通り、現在世界的に主流となっているポーカーゲームはテキサスホールデムです。
オマハポーカー(オマハホールデム)は、テキサスホールデムから派生してできたゲームで、基本ルールはテキサスホールデムとほぼ同じ。テキサスホールデムを最初に覚えた方が、次に別のポーカーをやってみたいと思ったときにお勧めのゲームです!
今回は、そんなオマハポーカーについて、ポーカー初心者にもわかりやすく完全解説していきたいと思います。
オマハポーカーとは?

先述したようにオマハポーカーはテキサスホールデムとよく似たゲームで、テキサスホールデムのプレイヤーが次に遊び方を学ぶゲームとなることが多いです。
そのため、様々な種類があるポーカーゲームの中でも人気が高いゲームの1つで、WSOPのような世界的な大きな大会でもトーナメントが行われています。
日本人ポーカープレイヤーとして有名な木原直哉さんも、2012年のWSOPポット・リミット・オマハ・シックス・ハンデッドで優勝を果たし、日本人として初めてWSOPブレスレットを手にしています。
オマハの中でも様々な種類がありますが、この記事では最も一般的なポットリミットオマハについて解説していきます。
テキサスホールデムとオマハの違いは?

テキサスホールデムとオマハの最大の違いは各プレイヤーが持つ手札(ホールカード)の枚数です。
テキサスホールデムでは各プレイヤーが2枚のホールカードを持ち、テーブル上の5枚のコミュニティカードと合わせた計7枚から自由に組み合わせて最強の役を作ります。
一方でオマハでは各プレイヤーが持つホールカードは4枚です。5枚のコミュニティカードを合わせた計9枚から、ホールカード2枚とコミュニティカード3枚を組み合わせて最強の役を作ります。
単純にホールカードの枚数が違うだけではなく、オマハの場合はホールカードから絶対に2枚を使わなければならないという制約があります。
テキサスホールデムの場合にはホールカード1枚とコミュニティカード4枚、はたまたコミュニティカードのみで役を作ることも可能ですが、オマハではそれが出来ないということです。
テキサスホールデムに慣れたプレイヤーがまず最初に混乱してしまうのはこの違いでしょう。
オマハポーカーのルール解説

ハンドの強さ
ハンドの強さは役の強さ、そしてカード自体の強さで決まります。以下の記事で解説しているので是非読んでみてください!
ハンドの強さは既にわかっているという方は、さっそくゲームの手順を学んでいきましょう!
ゲームの手順
プレイに必要な人数は最低2人で、通常2~10人で楕円形のポーカーテーブルを囲んで行われます。
全体の流れをざっくりまとめるとこんな感じです。
流れはテキサスホールデムと同じなので、テキサスホールデムを問題なくプレイできる方は想像しやすいと思います!
テキサスホールデムの遊び方はこちらの記事で解説しています。
それでは1つずつ見ていきましょう。
ディーラーボタンの位置を決める
席についたら、ディーラーボタンの位置を決めます。
ディーラーボタンはDEALERと書かれた円盤状のものが使われることが多いです。
ディーラーボタンが置かれた人のポジションをボタンと呼び、ボタンの左隣のことをスモールブラインド(SB)、その左隣をビッグブラインド(BB)と呼びます。
ゲームが1回終了するごとに、ディーラーボタンを1つ左隣に回して次のゲームに進行していきます。
ブラインドベットをし、ホールカード(手札)を配る
ボタンの位置が決まったら、ボタンの左隣のSB(スモールブラインド)とその左隣のBB(ビックブラインド)は、ブラインドと呼ばれる強制ベットをする必要があります。
ゲームによってブラインドの額は定められているので、カードが配られる前に決められた額をテーブルに出しておきましょう。
一般的には、SBの2倍の額をBBが払うようになっていることが多いです。
ブラインドがベットされたら、ディーラーが各プレイヤーに4枚のホールカードを伏せて配ります。
各プレイヤーは自分の分のホールカードしか見ることができません。
テキサスホールデムと同様、オマハでは全てのアクションが時計回りで行われます。
プリフロップ(最初のベッティングラウンド)
4枚のホールカードが配られたら、最初のベッティングラウンドがスタートします。このラウンドのことをプリフロップと呼びます。
コミュニティカードはまだ1枚も開いていないので、自分の手札4枚のみを見て自分のアクションを決めます。アクションはBBの1つ左隣(アンダーザガン,UTG)から時計回りに進んでいきます。
プレイヤーが選択できるアクションは次の通りです。
参加者全員の賭け額が揃ったらこのラウンドが終了し、ディーラーが出されたチップを全てポットに集めて次に進みます。
1人以外の全員がフォールドした場合は、残った1人のプレイヤーに賭けられたチップが渡されます。
例えば、SBが10ドル、BBが20ドルだった場合を考えてみましょう。
自分より前にレイズがなかった場合(賭け金が上がらなかった場合)、BB以外のプレイヤーは、BBと同じ20ドルを出すことでコールができ、賭け金を20ドルより上げたい場合はレイズができます。
また、BBは既に20ドルを置いているのでこの場合はチェックが選択できます。
自分より前に誰かがBBに20ドル上乗せした40ドルのレイズをしていた場合、コールに必要な額は40ドルになります。
リレイズを選択する場合は、上乗せされた20ドル以上を更に上乗せする必要があり、最低リレイズ額は60ドルになります。
また、最も一般的なテキサスホールデムであるノーリミットテキサスホールデム(いわゆるNLH)の場合はレイズ額に上限はありませんが、ポットリミットオマハ(PLO)の場合は最大レイズ額がポットサイズとなります。
例えばポットに10ドルが入っていて、前のプレイヤーが10ドルをベットしている場合には、
10ドル(現在のポット総額)+10ドル(テーブル上のベット額)+10ドル(プレイヤーがレイズ前にコールしなくてはならない額)=30ドル
となります。コールのために10ドルが必要で、その結果ポットサイズが30ドルとなるのでこれをレイズすると合計40ドルがレイズの際にテーブルに置ける最大額となります。
フロップ(2回目のベッティングラウンド)
プリフロップで全員の賭け金が揃い、ディーラーがそのラウンドのチップを回収してポットに入れました。
次のラウンドはフロップと呼ばれます。
ここではディーラーが3枚のコミュニティカードをオープンし、ベットラウンドが始まります。
プリフロップではSB,BBが事前にチップを置くため、その隣のUTGからアクションが始まりましたが、フロップ以降はSBからアクションが始まります。
あらかじめブラインドが置かれていたプリフロップと違って、誰も新たにチップを置いていないところから始まるので、このラウンドではプリフロップにはなかったベットというアクションが可能になります。
その他はプリフロップと同様にアクションが進んでいき、参加者全員の賭け額が揃ったらディーラーが出されたチップを全てポットに集めて次に進みます。
ただし、1人以外の全員がフォールドした場合は、残った1人のプレイヤーにここまでのラウンドで賭けられたチップが全て渡されます。
ターン(3回目のベッティングラウンド)
フロップが終わると、ディーラーが4枚目のコミュニティカードを開き、再びベッティングラウンドが始まります。
このラウンドをターンと言います。ターンの進み方はフロップと同じです。
リバー(4回目のベッティングラウンド)
ターンが終わるとディーラーは最後の5枚目のコミュニティカードを開きます。
アクションはフロップ、ターンと同様に進んでいきます。
ショーダウン
リバーまでベッティングラウンドが終わり、参加者が2人以上残っている場合はいよいよハンドの強さで勝敗を決します。
これをショーダウンと呼びます。
そのためには自分の手札を見せる必要がありますが、一般的には最後にベットもしくはレイズをしたプレイヤーから時計回りに自分の手札を開いていきます。
全員がチェックで終わっていた場合はSBが最初になります。

オマハではホールカード2枚とコミュニティカード3枚を使う必要があるので注意!
最終的に勝利したプレイヤーがポットのチップを全て獲得します。
ただし、ハンドの強さが全く同じ引き分け(チョップ)だった場合は、チョップになったプレイヤー間でポットのチップを等分します。
オマハをプレイしてみよう!

オマハのルールを覚えたらさっそくプレイしてみましょう!
とはいっても、日本のアミューズメントカジノでポーカーと言えばテキサスホールデムを指すことが多く、どこでプレイできるのか分からないかもしれません。
友人同士で遊んでもいいですが、無料でオマハがプレイできるアプリも存在します。
有名どころのPokerStarsやPP Pokerでもオマハは遊べるので、まずはそこで遊んでみてはいかがでしょうか!
コメント
Normally I don’t read article on blogs, but I would like to say that this write-up very forced me to try and do so! Your writing style has been amazed me. Thanks, quite nice post.